「小笠原諸島」は、世界遺産に認定されていますが、その理由は独自の生態系と多くの固有種にあります。
小笠原諸島は、日本列島から約1,000km南に離れた場所にあり、これまで一度も大陸と繋がったことがない「海洋島」であることに起因しています。
小笠原諸島は、いつ世界遺産認定されたかというと、2011年6月24日です。
フランス・パリで開催された第35回世界遺産委員会において、小笠原諸島の独特な生態系と進化の価値が認められ、日本国内では知床や屋久島に続く4つ目の世界自然遺産になりました。
この「小笠原諸島」には、アットホームなホテルや旅館が多いです。
「小笠原諸島」の世界遺産の特徴は、その特異な地形と豊かな生物多様性です。
プレートの沈み込みによって形成された「海洋性島弧」としての地質学的価値や、固有種の多様性が高く評価されています。
こんな美しい自然が残る小笠原諸島、まさに自然の宝庫ですね。
きっと訪れた人々も、大自然の魅力に圧倒されることでしょう。
この記事では、「小笠原諸島」の世界遺産に認定された理由やいつ登録されたか、またその特徴などをまとめてみました。
また、観光に便利なおすすめホテル・旅館などもご紹介しますので参考にしてください。
小笠原諸島が世界遺産になった理由
東京都
小笠原諸島
世界遺産
本土から1000キロ南
父島、母島など30余りの島々からなる
東洋のガラパゴス
飛行場がないから飛行機で行けない
船旅は片道24時間 pic.twitter.com/A4TYPKjjaX— Ryota (@ryota_11267) August 22, 2023
「小笠原諸島」が、世界遺産に選ばれた理由は、その独自の生態系と固有種の豊かさが大きな理由です。
小笠原諸島の独特な生態系と固有種の魅力
世界遺産に登録された小笠原諸島には固有の陸産貝類(カタツムリの仲間)がたくさんいます。しかし、その多くの減少しており、なかには絶滅の恐れがある種もいます。
都立動物園・水族園では、これらの種を飼育し、維持していくだけでなく、繁殖に取り組むことで保全に貢献しています。… pic.twitter.com/iFhW29f2g4
— 上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) March 3, 2024
「小笠原諸島」は、日本列島から約1,000km南に離れた海洋島であり、形成されてから一度も大陸と繋がったことがありません。
このため、外部からの影響を受けることなく独自の進化が進行してきました。
この特殊な環境が、多くの固有種を生み出すことにつながりました。
例えば、陸産貝類の約94%が固有種であり、植物や昆虫においても他では見られない種が多く存在します。
この進化の過程は現在でも続いており、科学者たちにとっては「進化の実験場」として貴重な研究対象です。
こうした理由から、小笠原諸島の自然は国際的に高く評価され、2011年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。
自然保護活動と持続可能な未来
グリーンアノール
小笠原諸島の生態系を脅かす外来種である pic.twitter.com/tz0k8IQZkz
— 旅人ヒロクマ@世界遺産検定1級 (@z8BxswdlCcFnyxC) August 30, 2020
「小笠原諸島」が世界遺産になった理由のひとつに自然保護活動があげられます。
自然環境は非常に繊細であり、人間活動や外来種の侵入が大きな脅威です。
島々では、外来種であるネズミやグリーンアノール(トカゲ)などの駆除が積極的に行われており、固有種を保護するための取り組みが続けられています。
また、観光客が島を訪れる際には、自然環境に悪影響を与えないよう、厳格なルールが設けられています。
例えば、立ち入り禁止区域の設定や、指定されたルート以外での移動を制限するなど、環境保全のための規制が導入されています。
こうした取り組みは、小笠原諸島の自然を守りながら観光を楽しむための重要な要素であり、「小笠原諸島」が世界遺産につながった理由です。
小笠原諸島世界遺産登録はいつ?
「小笠原諸島」が世界自然遺産として、いつ登録されたかたというと、2011年6月24日です。
この日、フランス・パリで開催された第35回世界遺産委員会において、正式に小笠原諸島が世界遺産リストに加わることが決定されました。
この決定により、小笠原諸島は「知床」や「屋久島」に続く日本国内の4つ目の世界自然遺産となり、国際的な自然保護の観点からも高く評価されました。
世界遺産「知床」や「屋久島」についての関連情報は、こちら。 ⇩⇩⇩
いつ世界遺産に登録されたかについても、記載しています。
世界遺産登録に至るまでの経緯と歴史的な背景
「小笠原諸島」が、世界遺産登録までに至った主な出来事を表にまとめました。
年/日付 | 出来事 |
---|---|
2003年 | 環境省と林野庁が「世界自然遺産候補地に関する検討会」を設置。 小笠原諸島が候補地に選定される。 |
2007年1月 | 小笠原諸島が日本の「世界遺産暫定リスト」に追加される。 |
2010年1月 | ユネスコへ正式に世界自然遺産登録の推薦書を提出。 |
2010年7月 | 国際自然保護連合(IUCN)による現地調査が実施される。 |
2011年5月 | IUCNが小笠原諸島を「世界遺産に適している」と評価した報告書を提出。 |
2011年6月24日 | 第35回世界遺産委員会で「小笠原諸島」が正式に世界自然遺産に登録される。 |
「小笠原諸島」の世界遺産登録に向けた取り組みは、2003年に始まりました。
いつ正式に世界遺産に登録されるか検討を重ねていましたが、環境省と林野庁が中心となり、学識経験者や地域住民が協力して保全活動を進め、推薦書を作成しました。
この過程では、外来種の駆除や自然保護活動の強化が重要視され、登録に向けた準備が進められていきました。
その後、いつ推薦されるのか待ちわびていましたが、2010年にユネスコへの正式な推薦が行われ、国際自然保護連合(IUCN)による現地調査が行われました。
調査では、小笠原諸島の生態系や保護活動の成果が高く評価され、2011年6月24日の第35回世界遺産委員会で登録が決定されました。
小笠原諸島の世界遺産としての特徴
「小笠原諸島」の世界遺産としての特徴は、その地形・地質、そして豊かな生物多様性にあります。約4,800万年前に誕生したこの島々は、一度も大陸と繋がったことがなく、独自の進化を遂げてきました。
この独自性が世界的に評価され、現在も進化が続く「進化の実験場」として知られています。
小笠原諸島の地形・地質とその魅力
小笠原諸島
これまで他の列島や大陸と陸続きになったことがなく、多くの固有種が独自の進化を遂げながら生息している
ガラパゴス諸島やハワイ島と異なり、小笠原諸島はプレートの沈み込みから誕生した「海洋性島弧」である pic.twitter.com/XSUj1T6Kpu
— 今日も世界遺産を呟く (@FqqgNPSfOfzkBqe) July 21, 2019
「小笠原諸島」の特徴は、プレートの沈み込みによって形成された「海洋性島弧」をもっているところです。
この地形は約4,800万年前に形成され、その後もプレートの動きによって地形が変化し続けています。
今日は朝雨が降り、夏日では無いですが非常に蒸し暑くなっています。#小笠原諸島 #父島。#南島上陸 後、再び船で父島周回です。奇岩が多い父島ですが、この丸い模様の岩石はボニナイトと呼ばれていて、珍しい鉱物だそうです。小笠原は、明日台風1号が直撃です。備えて下さいね。 pic.twitter.com/23FCbWp1ql
— きよさん (@5TXFLdt2ncQVLWg) April 14, 2022
特に、ボニナイトという特殊な岩石は、この地域でしか見られない貴重な地質学的特徴です。
また、火山活動によって作られた独自の地層や地形も、小笠原諸島の魅力の一つです。
これらの地質は、地球の進化の過程を示す重要な証拠であり、科学者にとっても貴重な研究対象ですす。
小笠原諸島の生物多様性と進化の証
「小笠原諸島」の特徴の一つに、その独自の生物多様性があげられます。
特に、陸産貝類や植物、昆虫の多くが固有種であり、この島々でしか見られない進化の証です。
小笠原諸島では、環境に適応するために生物が独自の進化を遂げており、これが「進化の実験場」と呼ばれる理由です。
5月22日は #国際生物多様性の日。
小笠原諸島には固有のマイマイ(カタツムリの仲間)が多種多数生息していましたが、現在絶滅の危機に瀕しています。まずはそのことを知ってもらうため、多摩動物公園で飼育中のアナカタマイマイの展示を製作中です。(昆虫園の飼育係)#東京都立動物園・水族園 pic.twitter.com/DMQBr3Picp— 多摩動物公園[公式] (@TamaZooPark) May 22, 2021
例えば、陸産貝類の約94%が固有種であり、植物や昆虫も多くがこの地域に特有の進化を遂げています。
この進化の特徴は、現在でも続いており、科学者たちにとっては貴重な研究対象です。
観光スポットとしての小笠原諸島の楽しみ方
「小笠原諸島」の特徴としては、俗な言い方ですが、観光スポットとしても魅力的です。
特に、豊かな自然と美しい海が訪れる人々を魅了します。
ハイキングやダイビングを通じて、島の自然を肌で感じることができ、固有の動植物を観察できるツアーも人気です。
また、観光客が増える一方で、環境保護の観点から厳格なルールが設けられており、訪れる人々は自然に配慮した行動が求められます。
観光と自然保護がバランスよく調和した小笠原諸島の未来は、今後も注目されるでしょう。
「小笠原諸島」のおすすめホテル
「小笠原諸島」の宿は、いろいろなタイプがあります。
民宿を中心にペンション、ホテル、相部屋のドミトリーと個性豊かな宿が約60あります。
ただし、ネットで予約できるのは、次に示す2つのホテルです。
それ以外の宿については、直接お電話で交渉しなければなりません。
また予約状況も、いつもほぼいっぱいなので、島に着いてから宿を探すことはできないと考えましょう。
それでは、ネットで予約できる宿を2つ紹介します。
風土の家 TETSUYA <小笠原諸島父島>
この「風土の家 TETSUYA <小笠原諸島父島>」は、自然に囲まれたアットホームな宿泊施設です。
美しい風景とゆったりとした時間を楽しむことができ、リラックスしたひとときを過ごせます。
口コミからもわかるように、地元の食材を使った料理が評判で、家庭的な雰囲気が感じられます。
料理好き好きな人におすすめの宿です。
また、「風土の家 TETSUYA <小笠原諸島父島>」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
OGASAWARA Resort ハートロックヴィレッジ <小笠原諸島父島>
この「OGASAWARA Resort ハートロックヴィレッジ <小笠原諸島父島>」は、豊かな自然に囲まれた高級感あふれるリゾート施設です。
このホテルには、ガイドサービス「竹ネイチャーアカデミー」が併設されており、海のツアー、山のツアー、ナイトツアーなど各種ツアーを楽しむことができます。
併設のガイドサービスだからこそ、天候に合わせてガイドに相談する事ができるのも強みです。
自然を愛するアクティブな人におすすめのホテルです。
また、「OGASAWARA Resort ハートロックヴィレッジ <小笠原諸島父島>」に宿泊するなら「楽パック」のプランが便利です。
交通費込みのお得なパックなので、旅行全体が格安で行けますよ。
「小笠原諸島が世界遺産になった理由!登録日はいつでその特徴は?」まとめ
「小笠原諸島」が、いつ世界遺産に登録されたのかというと、2011年6月24日です。
フランス・パリで行われた第35回世界遺産委員会で決定され、日本国内では4番目の世界自然遺産として登録されました。
この登録に至るまでには、地域住民や保護団体の長年にわたる自然保護活動や外来種対策が評価されました。
小笠原諸島が世界遺産に登録された理由は、その独自の生態系と多くの固有種にあります。
小笠原諸島は一度も大陸と繋がったことがなく、その環境で進化を遂げた固有種が豊富です。
特に陸産貝類の約94%が固有種であり、植物や昆虫にも特異な進化が見られます。
この「進化の実験場」とも呼ばれる小笠原諸島の価値が、2011年の世界遺産登録につながりました。
また小笠原諸島の特徴は、その地形や生物多様性です。
プレートの沈み込みによって形成された特異な地形と、多くの固有種が見られる豊かな生物多様性は、訪れる観光客にとっても大きな魅力です。
滞在中の宿泊施設としては、ネットで予約できる
がおすすめです。
自然に囲まれたアットホームな「風土の家 TETSUYA <小笠原諸島父島>」では、家庭的な雰囲気と地元の食材を使った料理が楽しめます。
一方、「OGASAWARA Resort ハートロックヴィレッジ <小笠原諸島父島>」は、広々とした客室やプライベートプールが完備された高級感あふれるリゾートで、優雅なときを過ごしたい方に最適です。
どちらも小笠原諸島の自然を満喫しながら、快適な滞在ができる宿泊施設です。
ぜひ「小笠原諸島」を訪れて、その豊かな自然と独自の生態系を体感してみてくださいね!
素晴らしい思い出ができますよ。
「東京都」の主な観光地やホテル情報は、こちら。 ⇩⇩⇩
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